好天の土曜日。
妻も私も勤務が休みなので、2016紅葉狩りの後半ともいうべき嵐山周辺ウォークを行いました。
私の足が不調だったため、ゆっくりウォーク。
2万歩を超えるウォークでしたが、燃焼脂肪量は28.9gにとどまりました。


本日のウオーキング歩数、22,448歩、消費カロリー2,633kcal(うち活動消費カロリー948.71kcal)、燃焼脂肪量28.9g。



2016年11月26日(土)



JR嵯峨嵐山駅で下車。
天龍寺に到着。
美しい紅葉が目に飛び込んできました。
今年観た紅葉の中でおそらく最高の紅葉です。



広い境内をゆっくりと歩き、庭園と諸堂拝観の受付を目指します。



諸堂参拝の受付がある庫裏に到着。



栗内に入ると、達磨絵が。
前館長である平田精耕老師の筆によります。



諸堂参拝開始。
godzillaは、妻と行動を共にしていない時には原則として有料ゾーンには入りません。
天龍寺には何十回と来ていますが、こうして有料ゾーンに入るのは初めて。



見事な紅葉。












雲龍図の襖絵。






庭園も素敵。
あとで、庭園は周ります。






庭園へ。












好天なので、カエデではないこうした紅葉もことのほか美しく輝いています。



庭園から、展望の良い小高い場所に。
朝に自宅を出発して以来ずっと痛みが続いていた左膝ですが、この写真を撮影して歩き始めた直後、激痛が走りバランスを崩しました。
転倒しないように足を広げて踏ん張ろうとした場所が、通路脇のえぐれた部分。
通路より30cmくらい低い場所に、仰向けに大転倒してしまいました。
妻と何人かの方の援助のおかげで無事に立ち上がることができ、枯れ葉がうず高く積もっていたこととリュックを背負っていたことが幸いし、庭仕事で捻挫した右足の痛みが少し強くなったくらいで、幸いにも大きな怪我はありませんでした。



曹源池まで下り、転倒した際に服に付着した枯れ葉を取り除きます。
寺院の参拝路であるという油断があったのは明らかですが、体調に応じた慎重な行動が必要なことを痛感し今後に生かさなくては。
加えて、ストレッチや筋トレ、それに左膝付近で押さえると痛い筋肉をほぐすことを併用して痛みを何としても除去しようと思っています。
少しずつやり始めているのですが、その結果なのか月に一度程度してもらっている左膝へのヒアルロン酸注射は、もう1か月半はしてもらっていません。
それでも何でも!
気をつけないと。



綺麗に整備された庭園。
この後諸堂と庭園拝観を終え、次に法堂に雲龍図を観に入りました。
拝観料が500円なので結構期待していたんですが、中に入ると堂内全てが一目で見通せ、しかもパンフレットを読むと雲竜図は平成になってからの再現図。
「入堂したのは失敗だったな。」と思いながら、ゆっくりと周っていました。
するといきなり僧侶が表れ、「普段はあまり話をせんのやけど、今日は特別に話をします。よかったらこちらに集まってください。」との呼びかけが。
さっそく集まってみると、始まったその話の面白いこと。
天龍寺を初めとした様々なお寺の話や、描かれている龍のこと、その他実に様々な話と巧みな話術に、法話にもかかわらず一同大爆笑すること数十回。
帰宅して調べたら、法務部長小川湫生師でした。
法堂の公開の際に必ずしもおられるわけでもないし、ましてやたとえ顔を出される日であってもその時間に法堂の中にいる人だけが最初から話を聴く幸運に恵まれる。
転倒するわ法堂に入って「しまった」と思うわ等々いくつかのことがありましたが、全て払拭してもまだお釣りが来るほどの充実感でした。



天龍寺を後にして、嵯峨豆腐で有名な森嘉へ。
結構な行列がありますが、大体いつもこんなものです。
私はここの豆腐より生協のにがり充填豆腐の方が好きなので、目的は豆腐ではありません。
目的はがんもどき(ヒロウス)。
ここのがんもどきは絶品なのです。



森嘉で買ったがんもどきをリュックに入れて、次は清凉寺へ。



清凉寺には紅葉はほとんどありません。
目的は、この「生の六道」。
かつて風葬の地であった鳥辺野と呼ばれた場所に存在する六道珍皇寺。
そこにある「死の六道」という井戸から夜な夜な地獄に向かい閻魔大王の手伝いをしていた小野篁が、明け方になると地獄での仕事を終えて出てきたのが「生の六道」の井戸だとされています。



清凉寺内にある嵯峨薬師寺。
かつて生の六道があったとされる福生寺の廃寺に伴って、生六道地蔵尊と小野篁像がここに安置されています。
福生寺は、明治になって廃寺となったようです。



清凉寺の一切経堂へ。
一切経が納められた輪蔵です。
この輪蔵を押して一周回すと一切経を読んだと同様の功徳があるとのことで、私たち夫婦もやってみました。



ユーモラスにも感じられる像がありました。
東福寺の経堂にも似たような像があり、東福寺の像は手がまるでじゃんけんをしているかのように「グ〜」「チョキ」「パ〜」の形をしています。
この像はパ〜の手をしているようにも見えますが、他の像はチョキやグ〜の手をしていませんでした。
余談ですが、現在 東福寺経堂の「じゃんけん像」はどこかに移動されている模様で見当たりません。



とっても心が安らぐ清凉寺です。
計画では次に東山に行く予定だったんですが、時間が遅いので断念。
天龍寺宝蔵院の紅葉ライトアップを観ることにします。



コロッケしか食べていなかったので、遅い時間になりましたがカレーセットを食べました。
宝厳院庭園のライトアップ開始は午後5時半なので、それまで渡月橋周辺を散策。
4時半からライトアップの行列に並び、足が散々疲れた状態でやっとこさ入園開始。.
ただ、早く並んだかいがあって、トップグループで入園できました。


天龍寺宝厳院のライトアップは素晴らしかったです。
以下、その写真をどうぞ。



回遊式山水庭園を周ります。



約700基のライトで、およそ300本のカエデが照らされています。









トップグループで入園できたため、進む先には ほとんど人の姿がありません。









碧岩。















庭園鑑賞が終わりました。



庭園から出て道路に向かう途中に、嵐山羅漢がありました。
かなりの人出なので、帰路では渡月橋右岸まで行ってから京都行のバスに乗ることにします。



バス車中でウツラウツラしながら、京都駅に到着。
京都駅前では、2011年7月から行われている AQUA FANTASY (光の噴水)がきれいでした。
時間がもう遅いので、デパ地下で夕食を買って帰ろうと思います。






妻と共に15km程も歩いたのは、4年ぶりでしょうか。
2012年12月1日の琵琶湖疏水ウォークラリー以来かもしれません。
ウォークラリー参加は、妻の脊椎すべり症手術前のこと。
すべり症の症状は加速的に悪くなり、琵琶湖疏水ウォークラリー参加後1年ほどで妻は普通に日常生活を送れないほどの状態になってしまいました。

そこで、2013年4月7日に「思い出作り」と手術への決意を固めるために、手術前の最後になる神戸行きの夫婦旅行を行いました。
手術は成功し、回復も順調。
万全とはいえないまでも、今では発症前に近い状態で生活できています。
妻の頑張りと、主治医と、そして幸運に感謝しなくてはと強く感じた今日のウォークでした。





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