今日は通常の勤務日ですが、出勤のため家を出るのは午後2時。
それまでの時間を利用して、紅葉をめでるトレーニングウォークを行いました。
今日のウォークは、宇治七名水を追うウォークも兼ねて。

歩いたコースは、百夜水〜高浄水〜泉殿〜地下喫茶レストランシャン跡〜宇治橋〜源氏物語ミュージアム〜桐原水〜興聖寺〜宇治川右岸〜公文水。
七名水のうち、5か所を周れました。
宇治七名水の残り2か所は平等院境内にあるため、今回は訪れませんでした。



本日のウオーキング歩数、16,071歩、消費カロリー2,559kcal(うち活動消費カロリー915.0kcal)、燃焼脂肪量43.2g。



2016年11月22日(火)



宇治七名水がかつて湧いていた、百夜月井(ももよづきい)跡に到着。
名水はもう湧いていません。
宇治橋通り商店街の西側にあるGSに石碑が建っています。
以前私が車やオートバイをガンガン走らせていた時には、よくこのスタンドの水で洗車させてもらっていました。
その際にスタンドの従業員から「湧き水なので水道料金はかかりません」と聞いた記憶があるので、水源そのものは残っている可能性もあります。






宇治市若森の路地奥にある高浄水(こうじょうすい)の石碑を探しますが、何度来ても分かりにくいと思う場所にあります。
この奥右側です。



宇治七名水の一つであった高浄水の石碑。



高浄水の石碑からほんの少しだけ離れた場所に、ユニチカ宇治工場の南側の門があります。



その南側の門の左側敷地内に、宇治七名水の一つであった泉殿(いずみどの)の石碑があります。



泉殿の石碑を後にして東進。
日本レーヨン引き込み線跡からユニチカ宇治工場を臨む。


更に東進。
地下レストラン・喫茶「シャン」跡前へ。



天気がいいので、シャン跡の地下の床が見えています。
記憶とは異なり、階段で地下深くまでは下りていかなかったようです。
階段の数は、10段そこそこという感じです。



宇治橋を渡ります。
源氏物語ミュージアムを目指すことに。



源氏物語ミュージアムに到着。
色鮮やかな紅葉が目に飛び込んできました。






若干逆光気味の紅葉が美しく輝きます。















紅葉を踏みながら、世界遺産である宇治上神社方向へ進撃。



宇治上神社に到着。



宇治神社境内の祠の中に、宇治七名水の一つである桐原水が湧いています。
宇治七名水で、ただ一つ現存する名水がこの桐原水です。






ふつふつと湧き出す桐原水。
無色透明のきれいな水ですが、煮沸させないと飲用できません。



宇治上神社を後にして、宇治神社境内へ。



ウサギの手水。
ここにも桐原水と刻まれています。



水量は少なめですが、帰宅してから調べるとこれもどうやら桐原水のようです。



宇治神社を後にして、宇治川右岸を少しだけ北進。
前から気になっていた離宮水へ。
先ほど訪れた宇治上神社は、菟道稚郎子(うじのわきいらつこ)の離宮があった場所だとされています。
そう考えると、この離宮水は桐原水と考えるのが妥当。
かなり以前にアップした私のレポでこの離宮水を「宇治七名水の一つ」と記していますが、そういう意味でご覧ください。
なお、この水は本物の離宮水(桐原水)ではなく、水道水が使用されています。



離宮水でUターンし、観流橋へ。
橋の向こう側(下流側)の三角状の岸の先に白いものが見えていますが、水鳥です。
肉眼でもほとんど見えませんが、20倍光学ズームの威力を試したいと思います。



ズーム。
見事にアップで撮れました。
どうやら、水鳥は2羽いたようです。
20倍ズームにすると、ピントが合うまで少し時間がかかります。
でもこんな写真が撮れるなら、そんなことは全く問題なし。



興聖寺(こうしょうじ)に到着。
琴坂を上がります。.



琴坂横には、美しい苔の上に紅葉が。



興聖寺の山門。









興聖寺の山門でUターン。
琴坂を下る途中で、左側に上がります。
琴坂よりもここの方が紅葉が美しいからです。



紅葉の向こう側には宇治川の清流が。






今日観た紅葉の中でも、最高だったもの。



宇治川畔まで戻り、右岸を再び北進。
イチョウの黄色い紅葉が色鮮やか。



最高のロケーション。






これを見て「そうだ!今日帰ったら家に庭になっているカキの実を収穫しよう。」と思い立ちました。
そうそう。
数日前に聴いていたラジオで女性アナウンサーが、「私の家は城陽市だけれど、カキの実が例年より多いようなので生産者にお尋ねすると、今年はカキの実が大豊作だとと教えてもらった。皆さん!今年はカキの実が豊作なんですよ。」話していました。
でも、私の家のカキの実は、連年の4%ほどしか実ができていません。
不作の年でも1,000個近く収穫できるので毎年バケツ10杯ほどは実を捨てていたのですが、今年の収穫はたったの25個。
実の数が数えられることができたのは、枝を大規模に切った時以来2回目。
私の家だけでなく、カキの木がある近所の方も「今年は不作の年ですね。」と話されていました。
カキの実は一年ごとに豊作と凶作を繰り返すのですが、その周期は全国どこでも一律ではないようなのに加え、不作具合が極端な年があるということを初めて知りました。



宇治川畔を後にして、丑の刻参りゆかりの橋姫神社へ。
数日前には撮影する人もいたほど美しかった紅葉が、もう完全に終盤。



橋姫神社。



神社入り口左側にある、宇治七名水の一つであった公文水の石碑。



さて帰路に。
条里制当時の道であったと思われる細い道のひとつを通ります。



帰宅しました。
大豊作の温州ミカンを眺めます。
写真には半分ほどしか写っていませんが、実は50個ほどできています。
数年前にやっと実をつけたものの毎年1〜2個しか実が収穫できなかったんですが、今年は一気に大豊作になりました。
ずっとかかっていたスス病を、昨年の冬にマシン油乳剤でカイガラムシを退治して完治させたことが大きいのだと思います。



何個かすでに食べたんですが、味の濃さに驚愕。
適度な酸味と強い甘さ。
年を越すと甘さがぐんと増すので、そろそろネットがけして鳥対策をしないと。
50個ほどの実がついているのに、幹の太いところでも3cmほど、
棒をいっぱい立てて、木を支えています。



これはレモン。
ミカンと全く同じで、数年前にやっと実をつけたものの毎年1〜2個しか実が収穫できなかったんですが、今年は一気に大豊作になりました。
レモンもミカンと同じく、スス病を完治させたことが大きいのだと思います。



一部はもう色づいています。
レモンの木の太いところは、4cmくらいで、ミカンよりやや太め。
それでも、支えは必要です。



番外編ですが、宇治七名水のひとつである法華水があったと思われるあたり、
以前、スイスから来られた春さん夫妻と共に平等院を訪問した際に写しました。
平等院境内の浄土院の北側です。
地元の人には「法華水が湧いていたのは浄土院の墓地の辺りだ」と教えてもらいましたが、ここの写真で代用します。
2011年には井戸を掘って名水が再現されたようですが、私まだ確認していません。



同じく平等院境内にあった阿弥陀水の石碑。




京都の紅葉。
必ずしも、京都市街地の観光名所だけがきれいなのではありません。
南部にも素晴らしい場所がいっぱいあります。

今年の紅葉。
天候不順の年の割にはマシで、ほぼ例年並み。
例年並みなら良しとしなければかならないのかもしれません。






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