4月から就いた新しい仕事は、京都市北西部とかなり遠方。
宇治市で仕事という募集で応募し採用されたのですが、採用側の事情でしばらくは遠方勤務ということになってしまいました。
いつ宇治に勤務になるか分からないので、通勤で利用する交通機関の定期は買っていません。
JRは回数券で そして京都市営地下鉄は一日乗車券を毎日買って通勤しています。

ここまでは、少し前のレポと同じ内容。
で。
その一日乗車券を使って、今日も帰路で五山の送り火の山に登るトレーニングウォークを行いました。
訪れたのは、松ヶ崎東山。
つまり、五山の送り火の「妙法」の「法」の火床が有る山です。


本日のウオーキング歩数、約25,000歩(万歩計を持参せず)。


2016年4月26日(火)




地下鉄東西線の松ヶ崎で下車。
その名も素敵な北山通へ。



でもやはり幹線道路を歩くより風情ある道を歩きたいので、北山通の一つ北側の府道103号線(上賀茂山端線)へ。



レトロチックな自動車があったので、高度経済成長に頃の懐かしい車かと思ったんですが、見慣れない車でした。
それもそのはず。
外国車でした。



「法」の火床が見えてきました。
でも今日は、まず宝ヶ池に行きたいのです。
だから、今はスルーします。



宝ヶ池を目指していて、はたと気づきました。
「宝ヶ池ってどこなの?」って。
地図は持ってきていないし、何回か来たことがあるのは自転車でのみ。
それも、来てから結構日が経っています。
結局宝ヶ池行きを断念し、途中でUターン。
「法」の火床は間違いなく入山フリーなので、火床への道がある松ヶ崎大黒天まで行かず、ショートカットして途中で山に入り火床へ。
「法」の火床に来るのも久しぶりです。
これは、「法」の字の下側「ム」の部分の横線にあたる火床です。
ちなみに。
「法」の字の右側「去」の部分は、上に「土」を下に「△」を配置して「去」という部分を表しています。
だからこの部分は、「△」の底辺にあたる火床になります。



こんなものがありました。
今まで来た時にも見ていたのでしょうが、気に留めていなかったのかほとんど記憶にありません。
でも今は違います。
これとほとんど同じものが「八幡軍人病院」跡にあり、それが「八幡軍人病院の地下室」とネットで流れたりしています。
でもそれが間違いだったことを、私は突き止めました。
だからこれを見て思い切り興味を引かれたし、そして一目見て、「これは下にあるお寺などの防火施設だ。」とピンときました。
「八幡軍人病院の地下室」がデマだと暴いた時のレポは以下。
http://gogodzilla.web.fc2.com/111218.html



コンクリート製構造物の上部へ。
大きさや形は、入口の形を除いて八幡市のものとほぼ同じ。



鉄製の蓋には「貯水槽」とはっきり記されています。
やはり防火用水。
ただし、この水槽は送り火の際に山火事になった時に備えての消火用ではないはず。
もしそうなら、全ての火床にこのようなものが設置されるはず。
その貯水槽は、市街地より標高が高い松ヶ崎大黒天(日蓮宗 妙円寺)を守るためのものであることは、ほぼ確実。
もっとも
今では送り火の時に使用されているのかもしれませんが・・・・。



松ヶ崎東山にも、規模では松ヶ崎西山には全く及ばないものの、ワラビがありました。
ちなみに。
godzillaは、ワラビとワラビによく似たものとを、明確に区別することができます。
これはワラビ。



そしてこれはワラビではありません。



「法」の字の右側「去」は、上に「土」を下に「△」を配置して「去」という部分を表しているというのは前述しました。
これは、右側「土」部分の下横線にあたる火床。



「法」の字の右側「去」の部分の縦線にあたる火床をひたすら上がります。



「法」の字の右側「去」の部分の一番標高が高い火床に間もなく到着。



これは、右側「土」部分の上横線にあたる火床。
下の横線より短いのが分かります。



一番上の火床に到着。
汗だくです。
松ヶ崎西山の標高が約133mに対し、ここ松ヶ崎東山の標高は約187m。
およそ50mほど、ここ東山の方が高いことになります。
その分しんどいけれど、景色も西山よりさらにきれいです。



それにしても・・・・。
なぜ、誰にも会わないのだろう。
今まで来た時には、必ず他の人がいたんですが。



いざ、下山。



標高を下げますが、膝への負担はさほどありません。
舗装路でないということは、本当に膝には負担が少ないことだということを改めて実感。



ハイカーのための説明版がありました。
間もなく松ヶ崎大黒天。



松ヶ崎大黒天に到着。
実は、松ヶ崎大黒天へ下る階段の手前で驚くことを発見。
と言うのは、階段の手前で鎖が張ってあったので越えてから後ろを振り返ると、「立ち入り禁止。発見次第警察に通報します。」との警告が!
「法」の火床はずっと自由に出入りできていたはず。



松ヶ崎大黒天の説明。



大黒天にお参り。
ちょうどお参りの人がおられたので、「立ち入り禁止」について尋ねました。
すると、「聞いた話だけど、学生が火床でバーベキューをするという事件があり、山火事にもなりかねないし管理上由々しき問題だということで、それから立ち入り禁止になったとか。」と教えてもらいました。
その方も「聞いた話だが」ということだったので真相はそうなのか確信は持てないものの、「当たらずとも遠からず」ではないでしょうか。
大ショックです。
ハイキングコースだった「法」の山にもう入れなくなっただなんて。
そして、私の他に誰もいなかった理由が分かりました。



気を取り直して、大黒天様にもお参り。



境内の風景。



府道103号線方面へ。
大黒天へ行く参道は2本あります。
私は鳥居のある道を下りましたが、気になって写真左側の道を再び大黒天方向へ進んでみると鳥居がありました。
お参りするなら、左側の道の方がよさそうです。



坂を下りきり平たん路になりました。
少し遠くに比叡山が見えています。



比叡山をズーム。



大黒天をあとに。








「妙法」の山に両方とも登りました。
でも、松ヶ崎東山の火床が立ち入り禁止になってしまったのは、大ショック。
とっても残念です。





ホームに戻る
















inserted by FC2 system