4月から就いた新しい仕事は、京都市北西部とかなり遠方。
宇治市で仕事という募集で応募し採用されたのですが、採用側の事情でしばらくは遠方勤務ということになってしまいました。

いつ宇治に勤務になるか分からないので、通勤で利用する交通機関の定期は買っていません。
JRは回数券で そして京都市営地下鉄は一日乗車券を毎日買って通勤しています。

で。
天気が少しだけよかった週末。
山科で地下鉄を途中下車し、琵琶湖疏水周辺を楽しみました。


本日のウオーキング歩数、約25,000歩(万歩計を持参せず)。


2016年4月9日(土)




鉄道で山科で下り立ったら、ここは絶対に欠かせません。
JR線路下を潜り抜ける地下道です。
地下道に入ります。



地下道の天井にこんなものが。
日本で3番目に開通した鉄道線である旧東海道線の山科駅は明治12年に営業運転が開始されましたが、その時の山科駅は今の場所ではなく今の地下鉄小野駅近くにありました。
現在の山科駅は、1921年(大正10年)に新路線の開通に伴い移転し営業を開始したのです。
改札を通ってプラットホームに行く、新山科駅の当時の通路がここだったのです。
新山科駅は、当初2線だった線が戦時中に3線になり、更に1956年の電化や1970年更に1線増えて4線になるなど線路や駅舎が繰り返し改築され、開業当初の面影は今はもう見られなくなりました。
でも当時のプラットホームに行く通路跡が、「新駅開業当初の私の姿を忘れないで・・・」とでも主張するかのように今でもこうしてひっそりと残っているのです。
1921年に使われ始めた駅舎の名残が今もここに残ることを、山科の人でも知る人は少ないようなのが残念至極。






地下道を渡って、線路近くに設置されている地図を見ます。
目指すのは府立・洛東高校の近くなので、洛東高校を目指します。



琵琶湖疎水に到着。
花筏(はないかだ)ができていました。



美しい疏水の風景。



この疏水は主に水運に利用されていたため、橋は舟の邪魔にならないように高い位置に設置されています。



台形のような独特の形状が疏水の橋の特徴です。
また橋の下は、人ひとりが通れるほどの空間が確保されています。
この空間。
実は、京都の蹴上で荷物を下ろした舟が琵琶湖に戻る際には流れに遡って進むことになり、作業員が綱で舟を引いて琵琶湖まで戻っていたのです。
その時に作業員が歩く通路が、橋の下の人ひとり通れるくらいの幅で確保されている空間だったのです。



琵琶湖疏水と安祥寺川との立体交差点
川の立体交差は珍しく、日本では20ヵ所余りしかないと言われています。
上が琵琶湖疏水。



下が、安祥寺川。



大文字山付近を水源とする、安祥寺川の清流。



安祥寺川近くの石地蔵。



琵琶湖疏水沿いに菜の花が咲いていました。
菜の花が疏水沿いにあることは、今日初めて知りました。
もう少し早かったら、菜の花と満開の桜の花が同時に楽しめたはず。
可能なら来年は、妻と共に訪れたいなと思います。



母子地蔵にお参り。
ここに来れば、必ずお参りすることにしています。
母子地蔵ができるきっかけとなった、悲しい話がかかれています。
疏水の怖さは、今でも何ら変わっていません。
3年前の2013年4月には、スポーツに堪能な大学生がテレビ出演のための練習中に疏水へ転落してしまい、亡くなってしまいました。



母子地蔵尊。
コンクリートで固められた川底の流れは速く、川岸には這い上がれるような突起は皆無。
しかも昔は柵がなかったため、何人もの子どもが疏水に転落して亡くなるという悲しい出来事がありました。



船着き場のようなものがありました。
琵琶湖疏水で試験運行された観光船の船着き場なんでしょうね。
昨年2015年には、春と秋の二回にわたって観光船の試験運行が行われました。



国鉄という懐かしい言葉が胸にしみます。



菜の花は、旺盛に自生しているセイヨウカラシナかと思っていましたが、よく見ると違います。
アブラナのようです。



琵琶湖疏水の観光船は、商用ペースで運行される可能性があります。
そうなると、ぜひとも乗ってみたいものです。



疏水に救命具は必需品。



アブラナの花は、地元の方と洛東高校生の有志が植えたようです。



アブラナの花とサクラの花のコラボ。
風情があります。



妻にメールで、「山科の疏水沿いに、素敵なサクラの花とアブラナの花が楽しめる場所があるのを見つけました。可能なら来年は、一緒に来ましょう。」と、写真付きメールを送りました。






新諸羽舟溜まりに到着。
この諸羽トンネルは元々の第一疎水のトンネルではなく、国鉄湖西線の拡張工事に伴って昭和45年に琵琶湖疏水の流路を変更する際に造られた新しいトンネルです。
トンネル東口の川底に、白線が描かれていました。
以前にはこんな白線はなかったので、観光船の試験運行に伴って引かれたラインなのかもしれません。



諸羽トンネルの上にどっしりと建つ、大きな家。
いつもこの家を見て「凄いな」と思ってしまいます。



そろそろ帰らないといけないので、花を楽しみながらゆっくりと戻り始めます。









まだ満開に近いサクラの花が残っている樹もありました。



グラウンドでは球児が練習に励んでいました。



民家の玄関先に、綺麗なチューリップの花が咲いていました。



山科駅前へ到着。



地下鉄とJRを乗り継ぎ、宇治に到着。
歩いていると、きれいな花が咲き誇っているのを見つけました。



枝垂桜がきれいに咲いています。
花っていいですね。





4月1日から新しい仕事に就き、そしてあっという間に10日間近くが過ぎました。

新しい仕事の1日当たりの労働時間は4時間なので、日給は驚くほど低め。
それでも、「仕事があるだけありがたい。」と感じます。

仕事現場は完全な一人職場。
それだからこそよけいに、「労働態度に『陰・ひなた』があっては絶対にいけない。」と自らに言い聞かせて毎日仕事に励んでいます。

ただ、健康には絶対に気を付けなければ。
病気になって長期間休むことになれば、まず間違いなく仕事を失うことになるからです。
病気にならないためにも、これからも積極的にこうしたウォークを行って心身のリフレッシュを図ろうと思います。





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