2014・錦秋の京都レポ第二弾。
年によって紅葉の美しさは違いますが、今年の京都の紅葉はまずまずで嬉しい限り。
レポ第二弾のこの日は、東福寺~今熊野観音~清水寺~南禅寺~永観堂と歩きました。
歩いたコースは、国内ばかりか外国からも多くの観光客が訪問する、いわば「京都の紅葉の名所中の名所」。
素晴らしい紅葉を楽しみました。


本日のウオーキング歩数、約15,000歩。(万歩計が行方不明中)。

2014年11月24日(




今日の行動開始場所は六地蔵。
山科川を借景に、サクラの紅葉が陽に照らされて美しく輝いています。
今日の紅葉狩りの素晴らしさを期待させるかのような風景。



六地蔵からJR奈良線に乗り、東福寺下車。
今日の紅葉狩りの最初の場所である東福寺に到着。
臥雲橋の上から通天橋を望む。
今年の東福寺の紅葉は、まずまず。
ただ、人が多くて臥雲橋の上は立ち止まることができないほど。
私の個人的評価では、今年の東福寺の紅葉は



混雑が嫌なので、毎年ほとんど混雑がない偃月橋へ向かいます。



偃月橋は、単層切妻造・ 桟瓦葺きの木造橋廊。
1603年(慶長8年)の建築で重要文化財。
「日本百名橋」の一つです。



偃月橋から見る紅葉。
偃月橋は紅葉を楽しむ橋ではなく、橋そのものを見る場所です。



東福寺をあとに。
歩いていると有料ゾーンが見える場所を発見。
有料ゾーン・その一。



有料ゾーン・その二。



東福僧堂への道。
ここは人がほとんどいなくて紅葉も美しいので、紅葉の時期に来た時にはほぼ例外なく寄っています。
黄色の紅葉がきれい!



人肉を喰らう鬼女が棲んでいたとされる「羅刹谷」経由で、今熊野観音に到着。
ちなみに羅刹谷は、府立日吉ヶ丘高校の前の道あたりと推察されます。(詳細は私のレポ「羅刹谷探訪」をご覧ください)
今熊野観音は、今日の紅葉狩りの二番目の場所。



今熊野観音の紅葉。
境内各所では、例年以上の素晴らしい紅葉。
私の個人的評価では、今年の今熊野観音の紅葉は◎。



苔の緑の上に落ち積もる紅葉も素敵。



本堂近くの境内の外れに、息をのむほど赤色が濃いカエデを見つけました。
こんなピュアで色が濃い色の紅葉を見たのは初めて。



以下、今熊野観音の紅葉です。












今熊野観音をあとに。
この山門に近い紅葉は、最高に美しかったです。



今熊野観音の境内から京都一周トレイル東山コースに入り、少し山道を歩いて自動車道路へ出ました。
京都一周トレイルから少しだけ外れ、剣神社に到着。



剣神社に参拝し、撫で石へ。
この石を撫で、その手で体の悪い場所を触ると「ご加護」をいただけると伝わります



再び京都一周トレイル東山コースに戻り、10分ほど自動車道路を歩いてから山道へ。
ここから先の山道は結構きつめの傾斜もあります。
ぽかぽか陽気の一日でしたので、歩いていると汗だくに。
たまらず、持参したTシャツを着こみ上半身は半そでTシャツ1枚の姿に。
それって真夏と全く同じ姿なんですが・・・・・。(^_^.)



持参した昼食を京都一周トレイル東山コースに設置されていたベンチで摂り、食後再び歩き始めます。
山道を歩き終え自動車道路へ。
中央斎場に向かう道です。
ここを右折すれば中央斎場に至り道は行き止まりに。
そうそう。
神戸大震災の時には、犠牲者をこの先の中央斎場へ運ぶヘリが日に何度も飛んでいたものです。
大きな揺れには遭ったものの大きな被害をほとんど受けなかった私たちは、テレビのニュースと共にヘリの飛行で震災の重大さをヒシヒシと感じたものです。



中央斎場への道を斎場とは反対側の左へ折れ、国道1号線へ。
「すく 大仏 本願寺」と刻まれた石碑が。
そう、京都には奈良よりも大きい大仏がかつては存在したのです。



国道1号線は横断禁止。
1号線を西進してから渋谷街道に入り、渋谷街道から国道1号線の下のトンネルをくぐります。
写真にはトンネルの蛍光灯が1基しか点灯していませんが、トンネルの両側入り口にはセンサーが設置されていて、人が中に入ると全ての蛍光灯が点灯してかなり明るくなります。
もっとも土日祝の昼ひなかても人と会うことがほとんどないトンネル、夜にはあまり通りたくないです。



国道1号線の北側の道に至り、少しだけ東進。
葬儀社横で左折して急階段を上がり、清水寺の裏門へ。
入場フリーのゲートです。
清水寺は、今日の紅葉狩りの三番目の場所。



清水寺境内へ。
境内を周っていると、美しい風景?が目に飛び込んできました。



清水寺は驚くほど多くの人がいました。
地主(じしゅ)神社へ寄ろうと思いましたが、時間節約のため断念。



以下、清水寺境内の紅葉です。












人が多いからか、それとも色がいまいちだからか。
今年の清水寺の紅葉はあまりきれいに感じません。
でも、こんな風景を普通に見ることができるのはここ清水だけかも。
私の個人的評価では、今年の清水寺の紅葉は△。
でもこういう風景があるのを加味して、総合評価はかろうじてかなあ・・・・。









音羽の滝へ。



清水の舞台。
フリーゲートから入ると、残念ながらこの舞台の上には行くことができません。
表門から拝観料を支払うと、まずは清水の舞台へ進みます。
そして清水の舞台の見学を終え次の場所へ進むには、有人のゲートを通ることになります。
清水の舞台から先に進んでから戻る場合(清水の舞台に再入場する)には拝観券の半券が必要となるので、フリーゲートから入場した場合には残念ながら舞台には行けないのです。



紅葉を眺めながら表出口へ向かいます。









間もなく出口。



清水寺を後にし、五条坂方面へ。
途中で北へ方向を変え、三年坂(産寧坂)・二年坂を経由して北上することに。



京都坂口「青龍苑」庭園。
フリーで観ることができます。
産寧坂という観光のメッカにありながら、フリーで静かに庭園を楽しむことができるというまるで奇跡のような場所です。



高台寺参道ねねの道にある茶坊「洛匠」の、とっても美しい庭園。
店を利用しなくても外からこうして庭園を観ることができるのですが、
ほとんどの人がそんなことは知らずに通り過ぎていきます。



銅閣寺前を通過。
京都には金閣寺や銀閣寺だけでなく、銅閣寺と呼ばれているものもあるのです。



円山公園を通過。
「円山公園の紅葉がこんなに美しかったのか!」と驚きました。
とってもきれいな紅葉でした。



知恩院前を通過し、良正院の寺門の前へ。
ここには、桜井忠温大佐の筆による「戦友」の歌詞の一部が刻まれた碑が立っています。
「戦友」は日露戦争を題材にした、戦友の死を悼む歌。
作詞者は福知山市の教育者・真下飛泉さんで、真下さんの教え子たちが1927年にこの碑を建立しました。
「戦友」は、太平洋戦争中は軍部から歌うことを禁じられたことがあり、敗戦後は占領軍により「軍国主義の碑である」と撤去を命じられるなど、この碑には波乱の歴史が。
占領軍に対し、ここ良正院の当時の住職は「歌の真意は戦争の悲しみを伝えるものだ。」と強く主張したため、碑は撤去されることなく今に至ります。

現在の日本では、閣議決定で実質的な改憲を行うなど安倍・極右内閣が暴走中。
被災地の復興や新しいエネルギーなど重要な課題を政治家が放置する中、災害は増え続け公的支援を必要とする人も急増中。
政府と与党政治家は一体何をしているのか、政治は機能マヒ状態かも。
来月には無責任解散による税金無駄遣いの総選挙がありますが、私は「最善」ではなくても「最もマシ」と考えられる政党へ怒りと期待の一票を投じようと強く考えています。
戦争への道は絶対に嫌ですから。



青蓮院門前の巨木。
親鸞聖人のお手植えとされる楠で、樹齢800年、幹周り約6m、樹高26mだそうです。



琵琶湖疏水に突き当たり、平安神宮の巨大鳥居の手前を右折し東進。
琵琶湖疎水記念館近くの「巨大な輝き」像を見上げます。
力強い像で、「水門を開ける男と開かれた水門からキラキラあふれ出る命の水、幾数千万の力の結集が疎水隧道(トンネル)を造らせた。 それは巨大なエネルギー このパワーを人物に託し琵琶湖からの永遠の恵みを感謝する気持ちを形とす。」との説明がついています。



南禅寺前交差点へ。
インクライン(傾斜鉄道)線路跡を観ます。



南禅寺に到着。
南禅寺は、今日の紅葉狩りの四番目の場所。
水路閣の向こうに、冬の午後の優しい陽に照らされた美しい紅葉が輝いています。
水路閣には疎水分線の水が今でも流れています。






紅葉の時期にこんな風景を眺めると、「光って魔術師だ」って思います。
私の個人的評価では、今年の南禅寺の紅葉は



こんな素敵な紅葉がフリーで楽しめる南禅寺。
最高ですね!



南禅寺をあとに。



後ろを振り返って、南禅寺の紅葉とお別れ。



今日のウオークで一番楽しみにしていた永観堂に到着。
永観堂は、今日の紅葉狩りの五番目の場所。
素晴らしい紅葉が目に飛び込んできました。



私は妻と行動を共にしていない時には、原則として有料ゾーンに入らなことをモットーにしています。
以下、無料ゾーンで楽しんだ紅葉の写真をどうぞ。(多くの写真は無料ゾーンから有料ゾーンを写したもの。)









黄色い紅葉のじゅうたんが最高。
私の個人的評価では、今年の永観堂の紅葉は文句なしに◎。









これは永観堂幼稚園の紅葉。



これも幼稚園の紅葉。



ウオークを終え、市営地下鉄の蹴上駅へ向かいます。
インクラインの線路跡に復元された車両。



積み荷が以前のものとは違っていました。
より当時の積み荷に近づいた感じがします。



琵琶湖疏水ウオークを何度もしているので、こうした積み荷にとっても親近感を覚えます。






インクライン軌道をくぐる隧道。
見事なねじりまんぽになっています。
さて帰路に。



「昼夜の寒暖差が大きい年の紅葉は美しい。」とされますが、その言葉通り今年の京都の紅葉はとっても美しく色づきました。
紅葉の時期の京都って、とっても素敵。
そしてこんな素敵な京都の紅葉を楽しんだ今日遣ったお金は交通費のみで、往路で200円・復路で290円の計490円。
六地蔵起点で行動しましたので、往路のJR六地蔵~東福寺の200円と、そして復路の京都市営地下鉄・蹴上~六地蔵の290円のみ。
サクラの花の時期と紅葉の時期には、ことさら「京都に住んでいてよかった」と思います。




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