いい季節になりました。
先週土曜日に行った京田辺市のウォークでは、私の好きな風景をあまり見ることができませんでした。
そこで、秋分の日の今日、早朝にお墓参りを済ませた上で昼前から山背古道を歩きました。

本日のウオーキング歩数、約15,000歩。(万歩計が行方不明中)。

2014年9月23日(




JRで城陽駅まで行き城陽駅から山背古道に向かおうと思っていました、よく考えると近鉄の定期でも山背古道の北の起点近くまで行くことができます。
そこで近鉄に乗り、寺田駅で下車。
かつての職場が寺田駅からさほど遠くない場所にありましたので、ここ寺田駅で降り立つと懐かしく思いました。



寺田駅を東進。
素敵な家並みが。



この建物って、何に見えますか?
実はこれって医院の建物なんですよ。



水度(みと)神社参道に到着。



夜叉ばあさんのムクノキ。
こんにちは、夜叉ばあさん。



夜叉ばあさんのムクノキの説明。



JR奈良線の踏切を渡ります。
この部分は複線の様に見えますし、そして実際に単線である奈良線には複線の箇所があります。
でもここは複線化されている部分ではなく、京都発城陽止まりの電車の折り返しの為の留置線。
だからこの部分は、複線の様に見るものの実は複線部分ではないのです。
(最初は間違っていましたが、五里五里の旅人さんに教えていただき訂正することができました。)



水度神社に到着。



境内へ。



写真には写していませんが、宮参りの家族がいました。
私もお参りした後、歩を進めます・



珍しい三本葉の松の葉。



三本葉の松の説明。



鴻ノ巣山山頂に到着。
標高は117.9mです。



展望風景の案内板。
銅製でしょうか。



山頂から見える風景。



展望台。



昼食にすることに。
この昼食は、おかずは妻が作ってくれ、godzillaはおにぎりを作りおかずと共にラップでくるんだもの。
つまり、「夫婦の愛の共同制作」とでも申すのでしょうか。(^_^.)
まだ歩き始めて1時間も経っていません。
しかも歩き始めたのは、午前11時過ぎ。
つまりまだ正午にもなっていません。
なのに昼食を食べる、食べるそのわけは・・・・。
hhmk状態だから。
hhmk状態ですか?
「腹減った、飯食わせ!状態」です。
こんなに早く食べるなら、弁当など作らず家で食べてくればよかった。
まあいいか。



昼食を終え、鴻ノ巣山運動公園目指して出発。
きつい傾斜の階段の上り下りがある場所へ。
ウォークなら何ら問題はないのですが、多装備のMTBなど重量級の自転車を担いででは結構苦しいコースです。
でも距離が短いので、重量級の自転車を担いででも少しの我慢。
もちろん今日はただのウォークなので、何ら問題はありません。



鴻ノ巣山運動公園に到着。



のどかな園内では家族連れなどが楽しく過ごしています。
私も本当は、いくら早い場合でもここで和やかな雰囲気を楽しみながら弁当を食べるつもりだったんですが・・・・。



バンバーグ砦から子どもたちの歓声が聞こえてきます。



全長170mもあるローラ^スライダー。



運動公園をあとにして道路へ。
右折し坂道を下ります。
そして道路の反対側へ渡り、左折してここに入りました。
ガソリンスタンドの横の細い地道です。
フェンスがあり一見して進入禁止にも見えますが、よく見ていただくとフェンスの横には人が通れるだけの隙間があります。
山背古道のコースはこの道です。
フェンスは自動車が侵入できないように設置されたものと思われます。



友愛の丘へ向かう登り。
ここもロードなら問題はないんですが、重量級の自転車を担いででは道幅も狭いこともありややきつめ。
でもここも距離が短いので、重量級自転車を担いででもほんの数分の踏ん張りです。



公益財団法人青少年野外活動総合センターの管理棟。
友愛の丘に着きました。



着きましたが、当然ながら通過します。
休憩はもう不要ですので。



友愛の丘を通過して一般道に出て驚きました。
道路の様子が随分変わっていたからです。
木津川右岸公園の整備が随分進んでいるようです。
山背古道の道路の埋め込み案内は皆無。
ここをどう進むかと言うと、二車線の舗装路を横切り直進して前方のフェンスのある方向へ。



フェンスがあった位置で左折し、この地道へ。
これが山背古道のコースです。



史跡・森山遺跡へ。
森山遺跡は、縄文時代~古墳時代の集落遺跡。



南山城で最も古い集落遺跡である森山遺跡は、一部復元され公開されています。
公園になっていますので、24時間無料で公開中。



森山遺跡への規模の大きさが分かるかと。



JR奈良線の踏切を越えます。
JR奈良線は、一部区間を除き単線。
「ああ私の旅はいつ終わるのだろう・・・・。」なんて言葉を早朝のラジオで聞き、感動したことがあったことを思い出します。
私がまだ中学か高校生の頃で、家業を手伝って早朝に仕事をしていた頃のことです。
そうそう。
それと、もう一つ思い出しました。
以前、「線路は平行か平行でないかどっち?」という質問を聴き、単純な私は「平行!」と思いました。
でも正解は、「平行でない」というもの。
「平行」と言うのは「交わらない2本の直線状態」なので、曲がりくねっている線路は「直線」ではないとか。



どんどん進みます。
見慣れた場所へやって来ました。
ガイドブックには「赤い屋根の家」なんて書いてあったはず。



「青秋屋根の家」の手前で右折し、大蓮寺へ。



大連寺境内にある甘藷元祖の碑。
日本本土で甘藷が最初に栽培されたのはここ城陽の地で、そしてその日本最初の芋は「寺田いも」として今に至ります。



大連寺をあとにして、さらに前進。
地下水が噴出して、作物を育てている場所がありました。
城陽市は地下水が豊富。
地下水は温度が一定なので夏には気温に比べて水温が低いため、地下水を利用した遅咲きのハスの花をハスの花の収穫が少なくなるお盆の頃に出荷するという農業も城陽市では行われています。



天気もいいし、最高の風景。
山背古道に来てよかった!



山背古道は、路地の道でもあるのです。
思い切り古いですが、NHKのラジオドラマの主題歌「一丁目一番地」を小さな声で口ずさみながら足取り軽く歩きます。



二本松の碑
京都と奈良の中間のここ長池の地で、奈良から来た旅人と京都から来た旅人が一本ずつ松を植え、その二本が重なって大きな松になったと伝えられます。



畑と果樹園の中を道が延びます。



山背古道は本当に素敵な道。



天満神社へ到着。
鳥居手前からお参りし先を急ぎます。
夕刻には用事があるので、あまりゆっくりできないのです。
え?!「ならもっと早く自宅を出発しろ。」ですって。
もっともだ~ もっともだ。(^_^.)



天満神社から先の道は、こんな感じ
何だかよそ様の庭先を通らせていただいているような感覚になります。
音を立てずに静かに静かに・・・・。
って、私はコソ泥かっての!
いや、でもそんな感じで静かにしか歩けないコースなのです。



龍福寺前へ到着



出発以来初めて見る取っても分かり易い標識。
青谷に着きました。



曼珠沙華(彼岸花)のきれいな花。
彼岸花は根に毒があることで知られていますが、その良質なでんぷんを食用にすることはかつての日本では普通に行われていたようです。



帰宅して写真を整理していてこの写真を見つけ、「あれ?こんなくだらない写真をなぜ写したんだろう・・。」と一瞬思いました。
でもすぐに思い出しました。
ここは休耕田。
近い将来の食料不足が確実な情勢なのに、カロリーベースで自給率が40%しかない日本。
なぜこんな休耕田をわざわざ作り、そしてそれに助成金を出すんだろう・・・・。
田圃は2年植え付けをしないと保水力が失われ、もう田圃としては使えなくなると聞いたことがあります。
それに加え、「カロリーベース」という言葉にも何だか引っかかる。
今の農業形態を続けていて、確実に来る食糧危機への備えが万全なのか。
いや!万全でなくても、今の時点で減反政策は最良の政策なのか。
私はおそらく違うと思います。
短期的に考えても、不順な気候などで今後も世界的な穀物不足が強く予想されます。
最大限の米作を行い、トウモロコシなどの穀物が入って来ない場合に備えるべき。
少しもったいないかもしれませんが、緊急時にはコメは飼料としても使えます。
コメと比べ、アレルギーの原因となる可能性が高い小麦と使ったパン給食も もう取りやめ、全て米飯にすべき。
そんなことを考えながら、この休耕田の写真を写したのでした。






市辺の共同墓地付近に着き、驚きました。
山の風景が一変しており、大変な状態。



何かの工事が行われていました。



道路が造られていました。
でも、ただ道路を造るだけなら、山をあんなに徹底的に削る必要はないはず。
道路造りと関連させて宅地造成工事でも行っているんでしょうか・・・・。
長女が高校生の時に私に「日本は先進国ではないと私は思う。」と話してくれたことがあります。
その理由を尋ねると、「日本は今でも山を削り水辺を埋め立てている。ヨーロッパの先進国ではもう普通はそんなことをせずに、街並みや自然を大切に残そうとしている。だから日本は発展途上国だ。」ということでした。
その言葉を、ふと思い出しました。
日本はこれから人口減少時代に突入し、そしてその状態は極めて長く続きます。
あるいは、人口減少はずっと続きいつまでも終わらないかもしれません。
そのような時代を迎えるのに、税金をこんなことで使っていてはいいのでしょうか?
この道路の建設批判ではなく、今の日本の政治の在り方に私は根本的な疑問を感じます。



山城多賀に入りました。



高神社前を通過。



谷川ホタル公園を眺めながらテクテク。



蛇谷の集落。
小さな流れは蛇谷川です。
蛇谷川なんておかしな名前だなと思っていましたが、谷川ホタル公園前の流れがこの川と合流する辺りは驚くほど深い水路になっています。
想像ですが、この辺りは過去に何度も大きな土石流が発生している場所なのかもしれません。



何度通っても、となりのトトロと出会いそうに思える場所。



かつて「みちくさ」さんに名前を亀甲竹だと教えていただいた竹が生えている場所を通過。
上りが続き汗だくです。



こんな上りが続きます。






坂道を登り終え、自動車道へ出て少し下ります。
そしてこんな高原の のどかな道へ。



豊かな実りの秋。



私のお気に入りの風景が続きます。



小野小町の墓へ。






時間があまりないので、地蔵禅院には階段下からお参り。



道路を横断して坂道へ。
ここで私に声をかけてくださった方がおられ、少し話をしてその方が私のHPをかなり以前から見てくださっている方だと分かり驚きました。
驚くと共に、とっても嬉しかったです。
この坂は「椿坂」だということを、その五里五里の旅人さんのブログを見せていただき知ることができました。



五里五里の旅人さんと しばし立ち話。
そして固く握手。
椿坂って、本当にい名前。
五里五里の旅人さん、今日はお会いでき本当にうれしかったです!



椿坂付近では、もう稲刈りが終わっているところもありました。



五里五里の旅人さんとお別れし、宮本水車跡へ。



水車跡近くには、こんな歌碑も。



玉水駅から電車に乗り帰宅することに。
喉が渇いたので、駅に向かう途中で見かけたスーパーに入りアイスを購入。
このアイスは特売の品で、1本32円。
32円の買い物をするのは恥ずかしいので、2本買いました。
ところがこのアイスはとっても甘ったるく、2本食べると何だか胸がおかしくなりました。
2本も買わなければよかった。(+_+)



玉水駅に到着。



電車がやって来ました。



少し居眠りをし、ふと気づくと新田駅!
がばっと起きて下車。
私の小さな旅は、終わりました。
今日はここから自転車で帰宅。
駅近くに自転車を駐めてあるのです。


山背古道は本当に素敵!
二日前の京田辺ウォークで強く思った「山背古道を歩きたい。」ってことが、今日実現できました。

それにしても。
私のHPをずっと以前から詳細に見てくださっていた五里五里の旅人さんと、今回のウォークで偶然にもお会いできたことは最高でした。
とってもいい歩きになりました。



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