4月の宇治発電所導水路を追うウォークで、左膝を痛めてしまいました。
治療を受けていた整形外科の先生が亡くなられ、変わって受診した整形外科の対応はいまいち。
そこで膝専門の整形外科を近くで探し出し、やっと納得できる治療を受けることができました。
筋肉トレーニング中心のリハビリを受けつつ、家庭でも少しだけトレーニングを開始。

新しく通い始めた整形外科医院では、「数か月でヒアルロン酸注射と筋トレリハビリを終え、その後は長距離ウォークを続けるなら月一程度の間隔で定期的に膝へのヒアルロン酸注射を行う。」との治療方針が示されました。
そして、「ウォークは痛みが出ない範囲で積極的に行ってください。」ということでしたので、膝の痛みがかなりましになったこの日、およそ4か月ぶりの中距離ウォークを行いました。


本日のウオーキング歩数、約15,000歩。(万歩計が行方不明中)。

2014年8月12日(火)



宇治橋通りに到着。
昭和初期の建築としては珍しい鉄筋造り二階建ての建物を眺めます。
現役で、薬局として今でも使われています。



平等院表参道へ。



橘島の北端を見て驚きました。
激しく水に洗われているではありませんか。
宇治川が増水して塔の島南端が水に洗われることは何度もありましたが、橘島の北端が水に洗われるのは初めて見ました。



本流はもちろん、手前のこの宇治川派流もすごい増水です。



橘橋近く。
橘島が完全に水没してしまっています。



橘橋の島側が大変な状態。
完全に水没し、街路灯が水流のためか傾いています。



ズーム。



当然ですが、橘橋は通行禁止。



大水から逃れてきたのでしょうか。
普段は塔の島の鵜飼の鵜の小屋近くにいる鴨が、左岸で佇んでいました。



橘橋の上流側も、橘島は水没しています。



本当にすごい状態。
橘島が全く見えていません。



橘島の土が見えている場所がありました。
水鳥がじっとしています。



鵜飼船が係留されていました。
この増水具合では、鵜飼が開催されるのはしばらく経ってからになることでしょうね。



橘島と塔の島をつなぐ橋(中島橋)。
普段は橋の下に水が流れていないか、あるいはチョロチョロと流れている程度。
それがこんな状態に。



宇治川左岸と塔の島とを結ぶ喜撰橋。
橋の少し下流で、観光船が激流に激しく揺さぶられていました。



塔の島最南端。
橘島がほぼ水没した状態だったので塔の島南端の惨状を想像していたのですが、これまでの増水時とさほど変わらない状態。
宇治川派流が再開発されたため、増水時には派流の流量がこれまでより大幅に増えたゆえのことなのかもしれません。






天ヶ瀬ダムの現在の放流量を電光掲示板が示しています。



天ケ瀬吊り橋に到着。
増水時にはこの付近の水深は5メートルを超え、渦を巻くなど非常に複雑な流れをします。



天ヶ瀬ダムに到着。



凄い放流。
これで毎秒700トン余り。
宇治川再開発では「1,500トン/s放流が論議されている。」と聞いたことがあります。
でも、下流の様子や、あるいはダムを支える岩盤がそれほどの放流に耐えられるのかどうか。
そう考えると 1,500トン/s放流しない方がいいと私には思えます。



ズーム。



旧・志津川発電所。
建物下部に水が迫る勢いの流れです。



志津川発電所の発電用水流出口部分。



天ヶ瀬ダムは大規模工事中。
これほどの増水でも工事が行われるようで、工事関係者が帰宅する同僚に「明日は休まんと出勤せいや。片付けが山ほどあるんや。」と声をかけていました。



右岸に到着。
京阪電車宇治駅方向に向かって北進開始。
2年前の大水害で家屋が宇治川に流されるなど大きな被害を受けた志津川地区。
その志津川地区から流れてくる志津川と宇治川との合流地点に到着。
手前の流れが志津川、そしてその先の左右の流れが宇治川。
宇治川が増水して志津川の水はけが極端に悪くなっています。



亀石近くの階段。
宇治川に下りるための階段ですが、下りる必要がないほど増水しています。



亀石に到着。



亀石は、水の下。



興聖寺前を通過。



観流橋を渡り、宇治発電所進入路前へ。
すると何と!宇治発電所の扉が開いているではありませんか。
奥の方を見ると、釣り人が数人 魚釣りをしていました。
迷うことなく、宇治発電所進入路に入ります。



釣り人に「何が釣れるんですか?」などと尋ねながら、ドンドン奥に進みます。
ただし、釣り人が全員去ってしまって門が閉まってしまうと大変なので、時々後ろを振り返り釣り人の様子を観察しながら進みます。
「アユを釣っている。」と教えてもらいましたので、おそらく釣り人はアユ釣りの鑑札を持っていて、借りた鍵で門を開けてこのゾーンに入ったものだと推測できました。
釣り人全員が釣りの真っ最中で釣果もいまいち。
ゆえに釣り人が門を閉めることはないと思われますが、それでも警戒しないと。
右前方に宇治発電所の建物が見えてきました。



宇治発電所の建物近くへ。
前方に門が見えてきました。
ここまで来ればもう振り返っても、釣り人の影も形も見えません。



「関西電力宇治発電所」と記された門が。



宇治発電所の建物。
この角度から建物を見るのは初めてですが、わざわざここに来なくても宇治上神社近くから見ても同じことだなと思ってしまいました。
踵(きびす)を返します。
監視カメラに思いきり映ってしまったなぁ・・・・。(-_-;)



宇治発電所進入路をあとにして少し進み、歩行者専用橋「朝霧橋」に到着。
元々は、川東に住む子ども達が菟道小学校に通うのに宇治橋まで行かなくてもいいように架けられた橋。
でも今ではしっかり観光名所として定着しています。



朝霧橋の下部。
橋を渡る皆さんは、朝霧橋がこんな小さな橋脚二本で支えられているとはきっとご存じないことでしょうね。
もちろん危険がないように設計されているでしょうが、「こんな増水時に橋を渡るのは危険だな。」とふと考えました。
でもよくよく考えると、左岸と同じように島に渡れないようにこの朝霧橋もきっと立ち入り禁止ですよね。



朝霧橋へ。
やはり立ち入り禁止でした。
これは橋が危険と言うより、水没して危険な塔の島と橘橋に行けないようにするための措置なんでしょうね。



右岸から橘島を望む。
宇治川派流の流れが橘島から滝のように本流側に流れ込み、街灯も傾いています。



工事関係と思われるフェンスも完全に倒れています。
水面よりも倒れているフェンスの方が上にありますので、既に水が少し引いたことが分かります。
最大増水時にはもっと強烈な流れだったことでしょうね。









更に北進し、「その他の危険」の道路標識へ。
この「その他の危険」の道路標識は結構珍しいものなので、今まで見たことがない方も多いはず。



「その他の危険」とは何かと言うと、これです。
松の木が道路の方に傾いて生えていること。
こんな場合でも木を切らず、「その他の危険」と言う標識で注意を促す。
素敵だなって思います。



宇治橋東詰めへ。
ここには旧・宇治橋の「三の間」が保存されています。



宇治橋の三の間から見る橘島。
手前の茶色い橋が橘橋で、向こう側の欄干が朱色の橋が朝霧橋。



宇治川畔をあとにして宇治橋通りへ。
味がある建物ですが、現役のクリニックです。
いつ頃の建築物なんでしょうか。



ズーム。
単なるクリニックでなく、あるいは住居兼用でご家族が住んでおられるのかもしれません。
さて、足が少し疲れてきたのでそろそろ帰路に。



久々の中距離ウォークを無事に終えることができました。
ウォークの後も、脚はさほど痛むことはなし。
膝付近の筋肉を鍛え、そして膝付近の柔軟性も更に高めるため頑張ろうと思います。




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