以前から海津大崎に妻と共にJR湖西線で行く計画を立てていたのですが、天気がいいと思われたこの日 その計画を実行しました。
ただ、早朝に淡路島を震源とする強い地震があり、淡路島では今朝の地震で、阪神淡路大震災の時よりも大きな揺れが襲った場所も。

その影響で交通機関が大混乱。
待てど暮らせどやって来ない電車にイライラしながらも、それでも桜が美しく咲く海津大崎を見て「行ってよかった。」と心から思いました。
初めて見た海津大崎の桜は、何ともかんとも素晴らしかったです。

海津大崎は琵琶湖一周ウォークや日帰り琵琶湖一周自転車ランなどで、私は何度も行ったことがあります。
でも、桜の花の季節に行ったのは初めて。
妻は初めての海津大崎行きでした。


本日のウオーキング歩数、約10,000歩


2013年4月13日(土)




地震の混乱で、京都駅から数時間遅れの近江舞子行きの電車しかありませんでした。
それに乗り込んで近江舞子へ。
近江舞子で後続の電車を待ちますが、一向にやって来ません。
駅員さんは「北上する電車はあるにはありますが、何時に来るのかは判明しません。」と繰り返すばかり。
かなり待たされ、やっと案内放送が。
「堅田止まりの電車を臨時で近江今津まで運行することになりました。あと30分ほどで到着します。」とのこと。
ただ、目的地のマキノ駅は、近江今津より更に二つ北の駅。
「近江今津行でまた待たなければならないのか?」とうんざりしていると再度放送があり、「近江今津行の電車は目的地を変更して近江塩津までとなります。」とのこと。
「どうせダイヤが大混乱しているので、最初から近江塩津行にしておけばよかったのに。」と素朴な疑問を持ちました。
マキノ駅に到着し、駅前から遊覧船の乗り場行きのバスに乗車。
遊覧船乗り場に到着。
これからこの船に乗ります。



乗る前にサバ寿司を購入し舌鼓。
船内では私たちの他にもこうして食事する人が。



船内から見る風景は格別。



様々な遊覧船が通ります。
えらく大勢の人が乗っている船が。



ビアガーデン、あるいは小学校の教室が移動しているような印象を受ける遊覧船。
結構気温が低いので、ビニール張りの「船内」は寒そう。



素晴らしいサクラの花。
ただ、狭い船内なので、往路は岸が背中側で花が見にくい限り。
ここからの写真は、岸が眼前に見える復路で撮影。



この場所こそが海津大崎。



駅からいきなり船乗り場について船に乗ったので、やや物足りません。
下船してから湖岸を歩くことに。
歩き始め、旧海津港の説明を眺めます。



この場所は、琵琶湖一周ウォークでも写真を撮った場所。



海津大崎は非常に素敵なところ。
ただ私が琵琶湖一周ウォークで歩いてここに来た時は、冬で大荒れの天気の時。
その時とは全く違った印象を受けます。
大荒れの冬にここに来た時には、人っ子一人おらず店なども全く開いていない「灰色の世界」でした。



サクラの花にはきれいな水がとってもよく似合います。






以下、海津大崎の素晴らしいサクラの花を写真でどうぞお楽しみください。















地図上に「海津大崎」と記してある地点へ。
「正真正銘」の海津大崎に到着です。



枝垂桜がとってもきれい。
途中で買って食べたたこ焼きが信じられないほどまずかったので、ここで蕎麦を食べられる店があるのを見つけて「しまった!たこ焼きなど食べずにここで蕎麦を食べたらよかった。」と思いましたが、後の祭り。
この辺りで帰路につくことに。



妻は体調が悪く足がしびれていましたが、その痺れに加えて結構きつい痛みが出てきました。
「水上タクシー マキノ駅まで一人800円」と書かれている看板を見つけたので、マキノ駅近くまで戻るのに水上タクシーを利用することに。
ところが、路上で交通整理していたスタッフや付近の店の人に尋ねても誰も水上タクシーのことが分からない模様。
道路は一方通行規制があり、バスやタクシーで駅に戻ることは不可能。
そこで、水上遊覧から戻ってきた船まで行き船長さんに尋ねると、「水上タクシーはありません。でも、駅まで戻る船があるのでよかったら声をかけてここに寄ってもらいます。」との嬉しい返事が。
連絡してもらっている間、船の先端に乗っている可愛い犬を眺めます。



私たちが犬を眺めていると、岸から子どもがやってきて犬を撫で始めました。
岸と船とは行き来自由。
おっとりしたそんな雰囲気はとってもいいですね。



待っていると、船の方が「電話が通じません。今目の前を通っている船がそうなんですが、電話が通じないのでそのまま行ってしまいますわ。」と。((+_+))
目の前をその船が通り過ぎます。
電話機を握りながら船長さんが通過する船に手で合図を送りますが、通過する船は気づかない様子。
そんなことがあって少しすると、私たちの他にも「マキノ駅まで船で戻りたい」という方が二人来られました。
船頭さんが、「じゃ、駅までこの船で送ります。ただし、遊覧するお客さんがいなければです。お客さんがいれば、遊覧した後で駅まで向かいます。」と提案。



でも結局女性三人連れが遊覧希望で乗船してきました。
その女性たちも」遊覧後は駅まで送って欲しい。」ということなので、遊覧後に駅まで送ってもらうことに。



そろそろ出発ですな、ワンちゃん。



出発進行!
船の舳先に陣取ったワンちゃんが竹生島を眺めます。



とっても人懐っこい犬で、遊覧のために乗船した女性三人組はサクラの花を見ずにずっと犬のお相手。
犬も人にずっとかまってもらい、超ラッキー。



最初に乗った遊覧船で観たのと同じ風景を再度眺めます。
でも最初の遊覧船が狭くて窮屈だったのに比べ、今乗っている船は広くてしかも乗船人数が少数。
とってもゆったりと風景を眺めることができます。



琵琶湖にこんな風景があるとは。
ちなみに。
琵琶湖一周ウォークの時には、大荒れの天気で風景をゆっくり見る余裕はありませんでした。
風景は見ませんでしたが・・・・。
「雨の日には落ち武者の姿が湖面に見える。」と言われたりするこの辺り、琵琶湖一周の際に私もそれと似たものを見ました。
もちろん落ち武者の姿そのものではありませんでしたが、「これが落ち武者の姿とされるものなんだな。」とは感じました。
そのことに関しては、ウォーキングレポの「琵琶湖一周ウォーク」をご覧いただくといいかと。
琵琶湖一周ウォークのレポは以下。
http://web1.kcn.jp/godzilla/biwako/biwako.html



いいですねえ・・・・。



淡水の風景とは思えません。
どこかの海辺の風景としか思えません。



傾いた陽に輝くサクラの花。



様々な船が行きかいます。



モーターボートも。



この日は、カヤックの講習会らしきものが開かれていました。
大勢の教習生(と言っても結構平均年齢は高めですが)がカヤックを楽しんでいました。



サクラの花そのものは普通のものですが、きれいな水がそのサクラの花の美しさを際立たせます。



見えている対岸は、もう長浜市のはず。



水の上に人が立っています。
この乗り物ってなんだろう?
カヤックでもなさそうだし。



遊覧船に乗っている女性三人は、このワンちゃんを「はなちゃん」と呼び始めました。
「何でかな?」と思いましたが、犬の鼻を見て納得。
鼻の上部が白くなっていますね。
おそらく、だからかと。



サクラ並木は、まだ延々と続きます。
でもそろそろUターン。






この人たちは船の航路にまで出てきてしまったようで、船頭さんが「邪魔するな」とつぶやきながら減速して慎重に進みます。
最後はこの人たちが岸辺に戻っていきました。



はなちゃん、ずっと遊んでもらってよかったね。



船内の様子。
船頭さんは、移動式の操縦桿を客室に持ち込み乗客とコミュニケーションを取ります。



船後部。



移動式のビアガーデンのような遊覧船を再び見かけました。



時間が経つにつれ、いい天気に。



接岸地点が見えてきました。



上陸する浜が近づいてきました。
はなちゃんは上陸に備え水先案内犬としての役目を果たすべく、しっかりと前方を見つめています。



と思っていたら、はなちゃんがまさかのよそ見。
水中の魚でも気になるのでしょうか。



無事に上陸。
はなちゃんと別れ駅に向かいます。
美しいメタセコイヤの並木。
この並木に積雪すれば、「冬のソナタ」のような風景が広がるとか。
一度見てみたいものです。



マキノ駅に到着。
さて帰路に。
帰りの交通はどうなるでしょうか・・・。



帰路でもまだ交通の混乱は何ら解消されていませんでした。
帰路で乗った電車は近江今津止まり。
近江今津で降りてから「何で京都行きにしないんだろう?」と思いつつ、京都方面行き電車を待っていると臨時列車の京都行きがやって来ました。
でもその電車は超満員なので、妻の体調を考え乗りませんでした。
近江今津には大阪行きのサンダーバードがドアを開けて止まっていたので、それに乗って帰ろうと思ったのです。

でもサンダーバードに乗っても何の案内もありません。
車内販売に回ってきた女性に状況を聞くと、「4時間以上遅れています。大阪には向かうはずですがいつ動くかは全く分かりません。」とのこと。
でも幸い、ほどなく京都行きの普通電車が到着。
それに乗って、無事に帰宅することができました。

地震大国日本。
大きな地震が、そのうちに関東や近畿を襲うのは確実。
備えを更に強化しなくてはなりません。



ホームに戻る
















inserted by FC2 system